第51回:食べる?食べない?みかんの“アレ”

第51回:食べる?食べない?みかんの“アレ” 健康コラム

~知ってるようで知らないこと~

冬といえば“みかん”

冬といえば“みかん”

 冬が旬の果物といえば『みかん』。一般的には“温州みかん”のことを指します。そんな「みかん」を食べる時、果肉の表面の“白い筋”や“薄皮(袋)”を皆さんは、どうされていますか?

 「白い筋は残らず取る」或いは「みかんの薄皮は食べ残す」・・・このような食べ方をしている場合、と栄養面でとても損をしているかもしれません。


みかんは“ビタミンC”の宝庫

みかんは“ビタミンC”の宝庫

 みかんに多く含まれる栄養成分の代表格が「ビタミンC」です。ビタミンCには、メラニン色素の増殖を抑制しシミ・ソバカスを予防する効果や、コラーゲンの生成を促して肌を整える美肌効果のほか、老化や病気の原因となる活性酸素を除去する働き(抗酸化作用)があります。

 ビタミンC以外にも、疲労回復効果のある「クエン酸」や、体内の余分なナトリウムを体外に排出させる働きのある「カリウム」など、様々な栄養成分が、みかんに含まれています。


“β-クリプトキサンチン”の健康効果

“β-クリプトキサンチン”の健康効果

 「β-クリプトキサンチン」は、みかんの色素の素、カロテノイドの一種で、温州みかんに特異的に多く含まれています。他のカロテノイドに比べて体内に蓄積する時間が長く、様々効果が期待できる成分です。

🍊 美肌効果

🍊 免疫力向上

🍊 骨代謝の維持(骨粗しょう症予防)

🍊 耐糖能(※1)維持(糖尿病予防)

    など

(※1)・・・血糖値を正常に保つ働き


“白い筋”や“薄皮(袋)”に多い成分

 みかんを食べる時に取り除いたり、残したりしがちな白い筋や薄皮(袋)。実は、この部分にとても大切な成分が含まれています。

“白い筋”や“薄皮(袋)”に多い成分

🔶 ヘスペリジン

 「ヘスペリジン」は、フラボノイド(ポリフェノール化合物)で『ビタミンP』とも呼ばれ、実は果肉より白い筋や薄皮(袋)に多く含まれ、その含有量の差は、なんと果肉の約50倍(薄皮)~100倍(筋)にもなります。

 ヘスペリジンには、ビタミンCの吸収効率を高めるほか、毛細血管を強くしたり、血中コレステロール値や血流を改善するなど、動脈硬化を予防する効果があると言われています。また、最近の研究で発がん予防効果についての報告もあります。

ペクチン

🔶 ペクチン

 みかんの皮の内側、白い筋や薄皮(袋)には便秘改善効果のある「ペクチン」と呼ばれる食物繊維が多く含まれています。


みかんの“皮”も食べられる?

みかんの“皮”も食べられる?

 「陳皮」と呼ばれ、漢方薬の材料としても利用される、みかんの皮は「ヘスペリジン」をはじめ、栄養成分が豊富です。例えば、オレンジピール(砂糖漬け)のように、少し手を加えれば美味しくいただくことができます。


一日2個程度を限度に

一日2個程度を限度に

 みかんの一日摂取目安量は1~2個(100~200ℊ)です。それ以上摂り過ぎると、腹痛や下痢を引き起こし、糖分の摂り過ぎに繋がります。

 また、果物は短時間でエネルギーとなる性質があるため、みかんも夜より朝食(或いは昼食)に摂るようにしましょう。


おいしく食べるだけでなく、年末の大掃除にも、みかんを是非ご活用ください。

 みかんの皮には、クエン酸・ペクチンなど、汚れ落としにも効果のある成分や、「リモネン」などリラックス効果のある精油成分が多く含まれるため、様々な掃除への活用方法がインターネットで紹介されています。おいしく食べるだけでなく、年末の大掃除にも、みかんを是非ご活用ください。


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