第53回:別名『魔女の一撃』とは?

第53回:別名『魔女の一撃』とは? 健康コラム

~知ってるようで知らないこと~

突然の激痛

突然の激痛

 何かをした拍子に突然腰に激痛が走り、動けなくなってしまった・・・このような経験は、ありませんか?

 いわゆる“ぎっくり腰(急性腰痛症)”は、別名『魔女の一撃』とも呼ばれ、まるで「腰の骨がどうにかなってしまった」と思わせるほどの激しい痛みにより、発症直後は動くことが困難になります。


どんな時に起きる?

 ぎっくり腰は、日常の何気ない動作で起こります。年齢性別問わず、普段から運動をしている方も含め、条件が揃えば誰にでも起こるのが“ぎっくり腰”です。

どんな時に起きる?
  • 前かがみで重い荷物を持ち上げた時
  • 下に落ちているものをとっさに拾った時
  • 仰向けから勢いよく飛び起きた時
  • 洗顔や、立ったまま靴下を履くなど、前かがみの姿勢をした時
  • 無理な体勢での車の乗り降りなど、急に体をひねった時
  • その他、くしゃみなど急激に高い腹圧がかかった時

どんな状態?

どんな状態?

 ぎっくり腰は、腰の筋肉や筋膜が損傷を受けた状態です。場合によっては肉離れや、椎間板ヘルニアなど、二次的損傷を引き起こしている場合もあります。よって、発症直後は無理に動かないようにしなければなりません。


ぎっくり腰の原因

ぎっくり腰の原因

 ぎっくり腰は、筋肉が緊張して強張っている場合や筋肉疲労が蓄積していると起こります。腰への集中的な運動負荷や姿勢の悪さが長く続くと、腰まわりの筋肉疲労が回復することなくどんどん溜まり、腰の筋肉や筋膜は強張ってしまい、簡単に傷ついてしまうようになります。


ぎっくり腰になってしまったら

ぎっくり腰になってしまったら

 まずは無理に動かさず、膝を曲げた楽な姿勢で横になり、安静に努めます。熱感がある場合を除き、無理に冷やそうとせずに様子をみましょう。通常であれば2~3日程度の安静で、徐々に痛みが和らぎます。痛みが和らいだら患部をよく温め、少しずつ体を動かすようにしていきます。発症後一週間で痛みが軽くなり、一か月を過ぎるころには完治します。

 発症から2~3日経過後、痛みがますます強くなる場合は、筋肉や筋膜以外に二次的損傷を引き起こしている可能性があるため、医療機関を受診してください。

再発予防のポイント

再発予防のポイント

 ぎっくり腰は、再発しやすいと言われています。日頃の習慣を見直して再発予防に努めましょう。

☝ (背中を丸めていないか)普段の姿勢を見直す
☝ 無理な体勢のまま次の動作を行おうとしない
☝ ストレッチなどで体の柔軟性を保つ
☝ 筋トレなどで腰回りの筋力を強化する
☝ 激しいスポーツは、しっかりと準備運動を行った上で開始する
☝ 太り過ぎに注意する
☝ 長時間同じ姿勢で行うような作業は、こまめに休憩し体をほぐす


慣れない雪道の歩行や除雪作業などで腰を痛めることのないよう、くれぐれもご用心ください。

 この冬は、全国的に寒さが厳しく、滅多に雪が降ることのないような地域で積雪がみられています。慣れない雪道の歩行や除雪作業などで腰を痛めることのないよう、くれぐれもご用心ください。


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