第62回:「便秘」になりやすい人は?

第62回:「便秘」になりやすい人は? 健康コラム

~知ってるようで知らないこと~

“慣れっこ”になっていませんか?

“慣れっこ”になっていませんか?

 皆さんの周りに「便秘」で悩んでいる方は、いらっしゃいませんか?

 TVのコマーシャルや雑誌などの広告では、「便秘と肥満」や「便秘と肌荒れ」を結び付けているものが多く、女性が便秘になりやすいというイメージが強いと思いますが、実際のところ女性ばかりがなるものでは、ありません。


そもそも“便秘”とは?

そもそも“便秘”とは?

 慢性便秘症診療ガイドライン2017では、便秘とは「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義されています。(※)毎日出ていないから“便秘”というわけでなく、2~3日に1回の排便だとしても、同じ周期で排便痛や残便感などを伴わず、スッキリとした排便であれば、便秘ではありません。逆に便通は毎日あっても、排便時に痛みや出血を伴ったり、残便感があるようであれば便秘だと言えます。

(※)・・・厚生労働省「e-ヘルスネット」より

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-010.html


“便秘”が身体に及ぼす影響

“便秘”が身体に及ぼす影響

 便秘は体ばかりでなく、心にも様々な不調を及ぼします。

😣 悪玉菌の増加による腸内バランスの乱れ

😣 腸内のガス溜まりによるお腹の張り・腹痛

😣 食欲低下

😣 吹き出物や肌荒れなどの肌トラブル

😣 排便時の痛み、出血(痔)、脱肛

😣 いきみによる急激な血圧上昇

😣 不快感やイライラなど自律神経の不調

など


便秘になりやすい人は?

便秘になりやすい人は?

 以下のような人、特に生活習慣の乱れている人は、便秘になりやすい傾向にあります。普段から規則正しい生活を心掛け、ストレスも日頃から上手に発散するように努めましょう。

🙄 水分の摂取量が少ない

🙄 食物繊維の摂取量が不足している

🙄 運動をほとんどしない

🙄 精神的ストレスが溜まっている(自律神経の乱れによる腸の働きの低下)

🙄 妊婦(子宮による腸の圧迫やホルモンバランスの変化による腸の働きの低下)

🙄 高齢者(加齢による腸の機能低下)


下剤の使い過ぎは要注意!

下剤の使い過ぎは要注意!

 便秘の薬として使用する下剤には、酸化マグネシウムのような「腸内で水分の分泌を増やし、便を柔らかくして排便を促す」ものと、センナのように「腸の蠕動運動を促す」刺激性のものがあります。手強い便秘に下剤を使用するという方も少なくありませんが、便秘の原因によって適切な種類を選ばないと、効果がないばかりか、逆に症状を悪化させてしまうことがあり、注意が必要です。


排便時のいきみは、場合によって脳卒中や心筋梗塞を引き起こすことがあります。

 排便時のいきみは、場合によって脳卒中や心筋梗塞を引き起こすことがあります。年齢が高くほどその危険性が高くなりますので、気をつけるようにしてください。


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